更年期の基礎知識

更年期うつに悩む前に

特に何があったわけでもないのに

● 気分が落ち込む
● 集中できない
● 仕事や家事、人間関係全てが億劫になってくる
● 将来のことを考えると不安になってくる

更年期には、このような心の不調が現れやすくなります。更年期は体の不調だけでなく、心の不調も起こりやすく、うつになる人がとても多いと言われています。

更年期症状について尋ねたアンケート結果

実際に気になる更年期症状について尋ねたアンケートによると、疲労感、肩こり、発汗に次いで多かったのが心の不調という結果が出ていて、3人に1人が「気分の落ち込み」や「イライラ」、「眠りの浅さ」に悩んでいるという結果が出ています。

意味もなく不安になったり、うつっぽくなってしまう更年期。原因の1つとしてあげられているのはエストロゲンの減少です。

エストロゲンが減少すると、セロトニンなどの脳内で働く神経伝達物質も上手く働かなくなってしまいます。セロトニンは、認知機能やうつなどと関係が深いので、エストロゲンの低下が物忘れや気分の落ち込み、不眠などを引き起こすことも珍しいことではないと言われているんです。

40代~50代はいくつもの問題を抱えやすい年齢

更年期を上手にのりこえる方法
また、更年期の時期は、子供の進学や独立、親の介護、夫婦関係のきしみ、職場環境の変化など、家庭や職場での悩みが多く現れてくる時期でもあります。

若い頃ほどエネルギーがないにも関わらず、いろいろな問題が起こり、やらなければいけないことばかり。なかには一筋縄ではいかないことも出てきます。問題がいくつも重なれば、耐えられないような状態になり、うつに陥ってしまうことがあるようです。

更年期の時期でも、心の不調が起こりやすいのは40代半ばくらいから閉経までの5年間と言われています。特に月経の2~3日前になると精神的に落ち込んで辛くなる人が多いようです。この時期は、特に女性ホルモンの変動が激しい時期なので、心の不調が起こりやすいと考えられています。

更年期なのかうつ病なのか見分けるのは難しい

注意しなければいけないことは、心の不調の全てが更年期の症状というわけではありません。更年期の心の不調は、女性ホルモンの変動と一過性の気分の変調が原因ですが、この中には、女性ホルモンとは関係がない本格的なうつ病が含まれていることがあります。

更年期の症状なのか、うつ病なのかを見分けることは非常に難しく、実際に両者が重なっていることもあります。更年期の症状だからと我慢しているとうつを悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

うつ病は誰もがかかる可能性がある心の病気です。重くなると日常生活に支障が出ることもあり、最悪の場合は命に関わるようなうつになることもあるので、辛いと思ったときは、適切な治療を受けることが必要です。

自分の思考の癖を修正する

更年期のうつは、辛いとしか思えないという方も多いようですが、ちょっとしたうつは人生を見直すチャンスにもなります。うつを肯定的にとらえる視点も更年期の時期には重要なポイントになります。

辛いという気持ちを文字したり、誰かに話をすることで自分の思考の癖に気づきます。

癖に気がつくと、自分を客観視できるようになり、辛い気持ちをコントロールすることができるようになります。そうすれば、これからの人生だって生きやすくなりますよね。このコツを身につけると更年期の心の不調も乗り切ることができます。

ここでは、簡単にできるコントロール法をを紹介していきたいと思います。おすすめです。

辛い気持ちをコントロールする方法


 
アロマ

香りは嗅覚を通して脳を刺激します。また、花や木の芳香成分成分を抽出した精油には、植物自体が持ついろいろな薬効が期待できます。

アロマの効果は、更年期医療の現場でも実証されおり、聖マリアンナ医科大学病院産婦人科の更年期外来では、患者が自宅でアロマオイルを使ってマッサージを継続したところ、1ヶ月後には更年期障害が改善していたという結果が出ています。

香りはラベンダー、ベルガモット、ローズ、イランイランなどが抑うつや不安などに効果があったと言われていますが、自分の好みに合ったものを選んで使用してみてはいかがでしょうか。

 フラワーレメディ

フラワーレメディは、花の力で心を癒すイギリス生まれの自然療法です。

レメディの中身は、天然水に花を浮かべ、太陽の光をあてただけの液体です。そこに花のエネルギーが転写されていると考えられています。

この液体を数滴飲んだり、塗ったり、スプレーしたりすることで、ネガティブな感情を改善し、前向きな気持ちを取り戻すことができます。

 運動

適度な運動は気持ちを上向きにし、うつを改善する作用があります。

特におすすめの運動は、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動です。運動は体にも良い効果をもたらすので、体に負担にならない程度の運動から始めてみるのも良いのではないでしょうか。

 ときめく心

ときめきの体験には、不安やうつを遠ざけるパワーがあります。

好きなアイドルや趣味に熱中するなど、ときめく心を持つと生きている実感を得ることができ、うつを克服することができます。

 

どうしても辛いときには休養も必要です。気分が優れない、体調が悪いというときは、我慢をせず早めに休むようにしてくださいね。

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