更年期の基礎知識

「夫婦の向き合い方」をもう一度考えなおしてみる

結婚して時が経つと、いつのまにか相手への思いやりも怠りがちになってしまうことがあります。そのような時に心身ともに不安定になる更年期を迎えると、夫婦関係がぎくしゃく揺らいでしまうことがあります。

更年期は夫婦の再生期と考え、夫との向き合い方を考えてみるのも良い時期なのかもしれません。

パートナーとの関係に満足できていない人は多い


45歳から65歳の既婚男女に行った夫婦についての調査によれば、パートナーとのあり方に満足できていない人が多いという結果があるようです。

けんかになることはあっても、大きな危機には至っていないという回答が6割を占めていますが、小さな不満が積み重なると、ある時どうしても我慢をすることができなくなり、熟年離婚に至ることがあるかもしれません。

更年期の年代は、子供の進学や独立、親の介護など、人生の中で一番問題が起こりやすい時期と言っても過言ではありません。いろいろな問題を抱えているときに、加齢による心身の衰えや更年期の不調が重なると、冷静さを欠いてしまったり、相手に対して思いやりのない発言をしてしまうことがあり、これが原因で夫婦関係が悪化してしまうこともあります。

「この人と、これからの人生をとも歩けるだろうか。」中年期の危機という言葉もあるように、この年代は人生において大きな危機に直面する時期でもあるようです。

夫婦の向き合い方を考え直してみる

 お互いの更年期を知る

夫婦関係が悪化してくる原因の1つとして、約3割の人が「更年期が影響している」と回答しています。更年期の不調は女性だけに起こるものだと思っている方もいるようですが、実は男性にも更年期の不調が起こることがあります。しかし、夫婦関係に影響を与えるのは、女性の更年期だと感じている方がほとんどです。

実際に更年期の不調が起こると、余裕がなくなり、自分の心の状態を客観的に見ることができなくなってしまいます。相手への配慮を欠いたまま、自分が辛いことだけを相手にぶつけてしまうことも少なくはありません。そのときの自分を正しく把握できていないと感じたときは、まず、ホルモンバランスの変化のせいでないかと疑ってみましょう。

女性の更年期。辛いときはSOSのサインを出そう。

更年期の辛い症状があるときは、ホルモン補充療法や漢方など医療的な対策で心身の立て直しを図ることができます。また、夫が妻の状況を理解してくれていると精神的に楽になります。

更年期の辛い症状を夫に話したことがないという方も少なくはありません。しかし、相手にSOSのサインを出すことはとても重要なことです。我慢をせずに自分の弱さをさらけ出すことも夫との新しい向き合い方の1つかもしれません。

男性にも更年期があり、心身の不調が起こりやすくなる。

男性も更年期になるとほてりやうつ、イライラなどの症状が出ることがあります。

男性は20代以降、なだらかに男性ホルモンが減少していきます。そのため、強い症状が起こることはありませんが、ストレスがあると男性ホルモンが大きく減少し、その変化に体がついていくことができず心身の不調が起こりやすくなります。

この男性の更年期の症状にもホルモン補充療法や漢方、カウンセリングなどの治療法があります。治療を受けたことで夫婦関係も改善することができたという例もあるので、女性と同様に辛い症状が起こったときは我慢をせずに治療を受けてみるのも良い方法です。

 コミュニケーションの見直し

自分が強い言葉や相手を傷つけるような言葉を相手に投げつけると、同じような言葉が相手からも返ってきます。これでは、伝えたいことも伝わらず、険悪なムードになってしまいます。この険悪なムードを回避するためには、相手を責めたくなったときは、相手に言う言葉の主語をあなたから私に変えてみましょう。

「どうして聞いてくれないの!」と言いたいときは、主語を私に変えると、私は聞いてもらえないと悲しい、相談にのって欲しいのに」と変えることができます。私は悲しいということを伝えると、夫のもそれ以上反論してくることはありません。この方法を意識して日常生活での会話に取り入れていくと必ず役に立ちます。是非取りいれてみてください。

話をする時間を選ぶということも重要なポイントです。夫の帰宅直後などは相手が聞く態勢になっていないので、相手を嫌な気分にさせてしまうことがあります。また、夜は感情的になりやすいので、込み入った話は相手がゆっくりしている明るい時間に行いましょう。

大切なのは、この時期に大きな決断はしないこと。

夫婦と言ってももとは他人なので、考え方の違いを感じることも少なくはありません。そのため、人生の節目でしっかり話し合い、お互いの気持ちを確かめることは大事なことです。しかし、そのような気分になれないときに無理に会話をする必要はありません

また、上手くいっていない相手を受け入れる気持ちを持つということも大切なことです。お互いの不満が募ったときは、離婚を考えることもあるものですが、そのようなときは距離をとることも必要です。家庭内別居も選択の1つかもしれません。

更年期の時期は、心身に不調が起こり、特別な精神状態であることが多いので、できればこの時期に大きな決断をせず、結論を先延ばしにすることも1つの方法です。

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